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EV軽自動車はどんな人に向いている?メリットやデメリット・注意点・価格・充電コストまでわかりやすく解説

EVの基礎知識・導入編

EV軽自動車はどんな人に向いている?メリットやデメリット・注意点・価格・充電コストまでわかりやすく解説

2025年12月22日 更新

最近、EV(電気自動車)に興味はあるけれど、「軽自動車にするかどうか迷っている…」という方も多いのではないでしょうか。

軽自動車は小回りがきいて街乗りに便利だし、維持費も抑えられるので魅力的。でも、EVになるとちょっと勝手が変わります。

そこで今回は、そもそもEVの軽自動車ってどんな車なのかをわかりやすく解説します。

さらに、軽EVの魅力や購入前に知っておきたい注意点、快適に使うための充電ポイントまでまとめてご紹介します。このコラムを読めば、「軽EVが自分の生活に合っているかどうか」がスッキリ分かります!

EVの軽自動車とは?その定義

EVの軽自動車とは、軽自動車のサイズ規格に準じた電気自動車のことを指します。電気自動車は、ガソリンを使ってエンジンを動かすのではなく、バッテリーに蓄えた電気でモーターを駆動する車です。

軽自動車とは、

  • 車体の長さ3.4m以下
  • 幅1.48m以下
  • 高さ2.0m以下

というサイズ規格で定められています。

ガソリン車の場合はこれに加えて排気量660cc以下という制限がありますが、EV(電気自動車)にはエンジンがないため排気量の規制はありません。

そのため、EV軽自動車はサイズ規格だけを満たしていれば軽自動車として扱われます

参考:軽自動車とは | 軽自動車の基礎知識 | 軽自動車を知る | 軽自動車検査協会

EV軽自動車の魅力

EVの軽自動車には、日常の足として使いやすいポイントがいくつもあります。特に「普段使いでムダなく使いたい」「運転しやすい軽がいい」という方には相性のいい選択肢です。

維持費が抑えられる

軽自動車としての税金や車検費用が安いことに加え、燃料が電気なのでガソリン代より負担を抑えられます。毎日のちょっとした移動が多い人ほど、電気で走るメリットを感じやすいはずです。

ランニングコストを実際に比較してみましょう。

軽EVは日産のサクラをモデルとして、ガソリン車は同じく日産のルークスを参考モデルとして、10,000km走行するためにかかる電気代とガソリン代を比較してみます。

10,000km走行にかかるコスト

  • 軽EV【日産サクラ】:約3万3,000円
  • 軽ガソリン車【日産ルークス】:約7万6,000円

軽EV「日産サクラ」はバッテリー容量が20kWhで、電気料金を1kWhあたり30円とすると、満充電にかかる費用は約600円です。

サクラは満充電でおよそ180km走れるため、10,000km走るのに必要な電気代は、約3万3,000円ほどになります。

一方、ガソリン車の「日産ルークス」は燃費が21.0km/Lです。10,000kmを走るには約476Lのガソリンが必要です。ガソリン価格を160円/Lとすると、ガソリン代は約7万6,000円になります。

このように、同じ10,000kmを走る場合でも、軽EVのほうが走行コストを大きく抑えられます。ガソリン価格の変動に左右されにくい点も、毎月の維持費を安定させたい人にとってうれしいポイントです。

ガソリン車とEV車のランニングコストの比較について詳しく知りたい方はこちらのコラムもご参考ください。

参考:日産:サクラ [ SAKURA ] 軽自動車|充電・航続距離|航続距離・バッテリー
日産:ルークス [ ROOX ] 軽自動車 | 走行・安全 | 走行性能

運転しやすく扱いやすい

軽EVは、ガソリンの軽自動車と比べて「とにかく運転しやすい」のが大きな特徴です。

ガソリン車は、アクセルを踏んでもエンジンの回転が上がるまで少しタイムラグがありますが、軽EVは電気モーターがすぐに反応してくれるため、発進がとてもスムーズ。力強くスッと前に進む感覚があります。

この特性のおかげで、坂道や高速道路の合流でもスムーズに加速でき、運転中のストレスがぐっと減ります。

さらに、軽EVはエンジンがないため、騒音や振動がほとんどありません。

車内の会話がしやすかったり、早朝・深夜の運転でも静かに走れたりと、日常の使い勝手がとても快適です。

「静かで気持ちよく走れる」というのは、軽EVならではの大きな魅力と言えるでしょう。

購入時に補助金が使える場合がある

軽EVは国や自治体の補助金の対象になることが多く、条件が合えば購入費用を抑えられます。

「EVのほうが高い」という印象があっても、補助金を使うとガソリン車との差が小さくなるケースも少なくありません。

東京都の補助金を例にしてみます。

  • 基本助成額:10万円
  • 給電機能付き車両:10万円
  • 再生可能エネルギー100%電力プラン加入:15万円
  • V2Hシステムの設置:10万円

EVの場合、まず基本助成額は 10万円 です。さらに、給電機能(V2H)がある車両であれば、基本助成額に 10万円を上乗せ できます。

一般家庭で利用する場合、再生可能エネルギー100%の電力プランに加入し、V2Hシステムを備えると、それぞれ 15万円(再エネプラン)+10万円(V2H) が加算されます。

これらを合計すると、45万円 まで補助を受けることが可能です。

参考:FCV・EV・PHEV車両 燃料電池自動車等の普及促進事業・電気自動車等の普及促進事業 | クール・ネット東京 :東京都地球温暖化防止活動推進センター

つまり、購入時にこうした制度を活用すれば、一般家庭でも車両価格の負担を大幅に軽減しながら、快適で経済的なEV生活を始めることができます。

軽EVの注意点・デメリット

軽EVは日常使いにはとても便利ですが、購入前に知っておきたいポイントもあります。

走行距離が短い

まず意識したいのは、1回の充電で走れる距離がまだ短めだということ。多くの軽EVは100〜200km程度が目安で、街中の移動には十分でも、急な遠出や頻繁な長距離移動には不安が残る場面があります。

ここでも日産の軽EVサクラと同じく日産のガソリン軽ルークスで比較してみます。

サクラは満充電での走行可能距離が180kmが目安とされています。ルークスは燃料容量が約27Lとされており、燃費は2.1km/Lということで、満タン状態で567km走ることができます。

日常の買い物や通勤なら十分ですが、長距離移動が多い人にとっては距離の短さを気にする場面があるかもしれません。

参考:日産:サクラ [ SAKURA ] 軽自動車|充電・航続距離|航続距離・バッテリー
日産:ルークス [ ROOX ] 軽自動車 | 走行・安全 | 走行性能
ルークス(2020/03~2025/09・BA1型) 燃料の種類と燃料タンク容量を教えて。 | 日産:FAQ/お問い合わせ - よくあるご質問

充電に時間がかかる

EVはその充電に時間がかかる点には注意しましょう。

日産のサクラは急速充電で充電した場合全体の80%充電するために約40分かかるとされています。

ガソリン車の給油は数分で済むということを考えると、かなりの待ち時間が発生することになります。

なお、自宅での充電のような普通充電では数時間かかることになりますが、EV充電の待ち時間の考え方には工夫ができます。

急速充電の利用についてはそもそもEVバッテリーの残量がほぼカラの状態から満充電をすることはなく、少し足りない量を補うため、全体の10~20%充電ができれば十分でしょう。

また外充電の際にはショッピングセンターや公共施設に充電器が備え付けてあることもあり、用事を済ませている間に充電しておくということが可能です。待っているという感覚はなく、ガソリン車の給油と異なり立ち会う必要もありません。

加えて、自宅充電出れば夜間寝ている間にゆっくりと充電することが多く、こちらもまた充電のために待っているという感覚はないものと言えます。

EV充電は充電の仕方の工夫次第で、充電を待っている時間を感じないことも可能です。

参考:【一回の充電でどのくらい走行できる?】日産サクラが日常使いに最適な理由を解説! - 日産東京販売株式会社 コラムサイト

車種のラインナップは少なめ

さらに、軽EVはまだ市場自体が発展途上で、車種の選択肢が少ないのも正直なところ。

「デザイン」「室内の広さ」「積載量」など、こだわりたいポイントがある場合は選べる幅がやや限られます。

車両価格はガソリン車に比べて高め

そしてもう一点、車両価格がガソリン車より高めなのも注意点です。

軽自動車というカテゴリーの中では、EVを選ぶことで初期費用が上がる傾向があります。

日産のサクラは約260万円のところ、ルークスは約167万円となっており、その車両価格の差は100万円ほどあります。

ただし、電気代が安いことや補助金制度を利用すれば、長い目で見て負担が軽くなるケースもあります。

EV充電の電気代を抑えるなら、電力会社の見直しも大切

軽EVは日常の移動にとても便利で、静かで快適な走りが魅力です。

ただ、走行距離や車種の選択肢など注意したいポイントもあります。こうした特徴を理解したうえで、自分のライフスタイルに合う軽EVを選べば、毎日のカーライフはさらに快適になります。

そして、もうひとつ見逃せないのが「充電にかかる電気代」です。EVはガソリン給油よりランニングコストを抑えられるのがメリットですが、その効果をしっかり感じるためには、電力会社の料金プランを見直すことがとても重要です。

EVeeではEVユーザー向けの情報を専門的に発信しており、さらにEV専用の電気料金プランもご用意しています。 昼間の電気代が安くなっているデイタイムバリュープラン、夜充電がおトクな毎晩快適充電プランなどを取り揃えております。

「EVの電気代をもっと節約したい」「自宅充電のコストを抑えたい」という方は、ぜひ一度プランをチェックしてみてください。 軽EV生活をよりおトクで快適にするための第一歩になります。